民間非営利団体の法人化を推進する 特定非営利活動法人 NPO活動支援 未来
  NPO活動支援 未来

NPO活動支援 未来 トピックス

2004年8月西日本新聞に掲載されました。

2004年8月西日本新聞より引用


単刀直入『時の人インタビュー』
健全で活力ある社会づくりを
NPOの誕生手助け
「NPO活動支援・未来」代表 塚本 大助さん(56)

 民間非営利団体の設立や活動を支援する特定非営利活動法人(NPO法人)「NPO活動支援・未来」を五月に設立した。NPO法人設立を目指す団体などの手続き支援や運営支援、組織づくりのコンサルティングなどのサポートをする中間支援団体。県内には五月末現在で九十二のNPO法人認証団体がある。しかし、半数以上が県庁所在地の佐賀市に集中。唐津市(五団体)など他の市町村では立ち遅れていることから、唐津・東松浦地区を対象にした「NPOのためのNPO活動」に踏み出した。塚本大助代表に活動方針や抱負などを聞いた。

-「未来」設立を思い立ったきっかけは。
 塚本 二年前にある人から「人工透析患者の通院介護をするNPOをつくりたいのだが」という相談がありました。タクシーで通院するしかない高齢者は費用がかさむためです。そこで調べてみたところ、人員運搬のための陸運事務所の認可取得や法人化のための手続きなどが血行大変で、手間と時間がかかることが分かりました。
 意欲はあるのに、手続きが煩雑なために断念することになってはいけない。情報提供や事務的な手助け、スムーズな運営への指導、助言をする支援組織が必要だと感じ、勉強を始めました。

-法人設立を目指す団体などには心強いですが、課題はありますか。
 塚本 法人かメリットは、団体で財産所有ができ、事業委託契約や信用面で優位になることなどです。でも、設立しても運営面で行き詰まり継続が困難となり、志半ばで挫折するケースがあります。設立支援に加え運営面でのマネジメントも必要です。趣旨に賛同して集まってくれたスタッフにその道の専門家や経験者がいますので、強力や助言をします。
 古川知事も「NPO支援オフィス構想」をマニフェストに掲げているように、NPO設立の下支えをし、助け合いの精神による、より良い地域社会づくりに貢献できるように頑張りたいです。

-活動予定は。
 塚本 八月十日に活動の第一弾として、唐津市高齢者ふれあい会館「りふれホール」(同市二夕子)で「NPOセミナー」(参加無料)を開催します。古川知事や、東京のNPO事業サポートセンター常務理事の田中尚輝さんらを講師に招き、NPO活動への理解や活動促進をアピールします。八月のセミナーに続いて、年内には運営上の税務処理や、成功例、失敗例など具体的な事例を紹介するセミナーも開く予定です。また、県内の活動家を集めてのフォーラムや「NPOまつり」をするのも夢です。

-最後に抱負を。
 「みんなでレベルアップ」を胸に、より多くのNPO設立を支援し、健全で活力ある社会づくりに寄与できればと思っています。設立したばかりで不安もあるが、私のライフワークとして将来は「NPO連絡協議会」のようなものをつくり、組織の横の連携を広げる活動も行いたいですね。

[つかもと・だいすけ]相知町出身。唐津東高校卒業後、東洋大学社会学部東洋哲学科に入るも、学園紛争のさなかで中退。24歳で行政書士の資格を取得し、父の後を継ぐ。昨年5月から行政書士会副会長。唐津市和多田海士町。

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